アンクル　ランデイーズ　テキサス　バーガー

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金曜の夕方、ガレージから車を出せるよう

雪かき！

すべって、すべって七転八倒。

最初に降った雪が凍って地面にへばりつき

取れない。

「ハイ！　あなたのところは大丈夫ね？」

と近所のおばさんが通る。

「OK,大丈夫。」

「私は　一人で住んでいるX　さんと　B　さん　の処が

どうなっているか見に来たんだけど、貴方の所の雪が

一番多いわね。私も砂を買ってきて、となりのJさん

に蒔いてもらったわ。」

「何かヘルプ出来ることがあったら連絡して。」

「サンキュー。気をつけてね。」

（自分のことばかり気にしていたけど周りの

お年寄りの事を考えず、罪悪感が。。。）

「あのさー、隣の家に電話して雪かきしようかって

聞いてみて。　ガレージから出た形跡が無いから。

食べ物あるかっても。」

「雪かきは何処もいかにからいいですって。

食べ物もあるって。

でももし買い物に出るならミルクを買ってきてって。」

ガレージの通路に砂をまき車を出して、お隣さんとか

お年寄りの家をボスが回る。

目的はミルクとオヤ～ジのワイン。

近くのスーパーへ。

ダラスもやっと条例が変わって近所のスーパーでビール、ワインを

販売し始めた。

大通りはまだ凍って低スピード、ローギアーで走っても

滑る。

驚くことにテキサスはスノータイヤとかチェーンが禁止。

だから皆、普通のタイヤで走っている。


土曜は一週間ぶりに氷点下を、上回る気温になる予報。

でも朝は－８度。

「あのね、ランディがうちの車貸してって。

スーパーボールの駐車場で夜テールゲート　パーティ

をするんで、早く行って駐車場を確保するのに車を置い

て置くんだって。」

「OK.　車取りに来るとき明日のスペアーリブを冷凍庫から

だして、家に持って来てって。」

明日のスーパーボール、

オヤ～ジの役目

スペアーリブ　　　　　　　　　　　　５キロ



スパイシー　チキン　ウイング　　８０個
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
だったけど、試食で１０個マイナス＝７０個
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
コチジャン　ソース。





食材をボスと買出しに

車中

ボス　　

「テールゲート　パーティに興奮するのは理解出来ないね。

スーパーボールってアメリカ人に取ってオリンピックより

盛り上がっているよね。」

「スパーボールの試合は次の日だろ。

試合抜きで、駐車場でバーベキューして

バンドのミュージックで飲んで騒いで、、、、」

「フットボールってアメリカ文化の核なんだよ、多分。」

娘は参加していた。
  

普段しないことをすると「明日は雨が降る」という。

やっぱり、　そーだった！

娘のせいで雨を通り越して夜中に粉雪が降りだした。

当然金曜も学校が無い。



本を読んで面白く途中で止められず、電気を消したのが

夜中の３時半。

「チョット、起きて。　変な音がしているんだけど。」

と起こされた。

時計を見ると５時。


水道管が破裂したんじゃないか心配。

ところがモモヒキとかタイツと言ったら防寒衣料

を持っていない。

なにせ若いから。

パジャマの上にジーンズを履いて

ガレージを開けると１５センチ前後積もっている。

家の外を見るけど水道管の問題はあるかどうか

分かる状態でない。

「昨日３時半に寝たんだ。」　

とヒーターの温度を上げて、壇炉を点けた。




喜んでいるの犬のココだけ。

家の周りを散歩して戻ると

彼女の毛に雪が凍って、氷の塊をぶら下げて

、拭いてもとけないで塊のまま。

朝シャワたんだけど、またココを洗い、洋服を取り替える。

疲労困憊。

もう異常気象、いい加減にしてくれ。

長い長い四日間、もう一月位に感じる。

数ヶ月雪に閉じ込められる北国の人はどうやって

冬を過ごすのだろう？？？？

飲んで過ごすのは間違いない。
  

最低気温　－１１度

我が家のガレージは北側向き。

ガレージから通りまでの

緩やかな傾斜を氷が張り詰めて、車が滑って

出し入れできない。

砂が一袋あまっていたので、傾斜の所と裏道に

まけば車がスリップすぜ出し入れできると思い、

ばら撒いたけど全然足りない。

ランディのトヨタ　ＴＵＮＤＲＡは　四駆だと思い

電話で事情を説明し、迎えに来てもらい砂を買出しに。


大通りは何とか車を歩くようなスピードで動かすことが

出来るけど、交通量の少ない道は氷が厚く張っている。


「四駆だろう、このトラック？」

「ノー、四駆じゃないんだよ。家から大通りに出る所

が少し坂になっていて、　上るのがなかなか出来なかった。」

「そーか、てっきり四駆だと思って頼んでしまって

悪いことしたなー」

「いや、３日間も家に閉じこもって、ワイフのスープ

ばかりで参っていたんだ。よかったよ。」

「帰りにチック　オ　フィレ（チキンサンドイッチ）

おごるから。娘が買ってきて言うから家で食べてって。」

お目当ての砂は売り切れていた。

仕方が無いので違う種類の砂で間に合わせよと

カートに入れたけどカチンカチンに凍っている。

レジに行くとオバサン

「まだ砂あったんだ。」

「これじゃないのがいいんだけど。」

「売り切れでしょ。貴方のところもスリップするの。」

「うん。」　　寒くて、震えがとまらない。

「寒くてどうしようもないね。」　というと

オバサン　「私の車ヒーターが壊れてしまったから

早く帰らないと、家に着く前に凍えて死んでしまうわ。」



砂はガレージに保存してとかさないと使えないかも。



娘は今日も学校が休み。

「明日、友達を呼んでもいい？」


「普段やりなさいということを済ましたらＯＫだよ．」

夜　珍しく　静かな部屋で教科書を見ているか読んでいた。

こういう事をすると雨ではなく、雪がふるというけど

天気予報は雪になっていた。





スープもいいけどやはり固形食品がいい！！！





  

昼になっても氷点下７－８度が続く。

家の半分の水道が凍ってしまった。

幸いなことにキッチンと来客用の部屋は水も

お湯もでるので助かった。

テレビでは少し北の町で朝から変電所がストップ

して、非常事態だと報道している。



夕方エルパソのＳさんから連絡が入る

「今ー１１度です。」

「えー？そっちは南だから暖かいかと思ったよ。」

「いやー、寒いです、、、、、」

「なんで、震えているじゃん？」

「えー、タバコを吸いに外に出ているんです。」

「でも明日か明後日には、そっちは氷点下１５度くらいの

予報が出ているよ。」

「えー、こんなに寒い日は鍋ですね。」



月曜から家中の温度を上げ、さらに暖炉をつけっぱなし

ボス　　「見て、満開になったわ！」

「何？」

「ボケ」

「何か文句あるのか！！！！」

「これボケの花よ。暖炉の前に置いていたら

満開になったわ」
我が家は　新種の　ボケ　が増えました！！





  

月曜の夜、遅くボスにメールが入った。

娘の学校から。

「明日は休校だって。」


「やったー！！！！！」



寒波は一晩速くついた。

朝ミョウガを植えてもらった所にビニールをかぶせに出ると

裏の通りはゴミバコで埋まっていた。

一つ一つ起こして行くと手がもう痛くてたまらない。






氷点下８度　　体感温度　氷点下１８度

道は１０センチくらいの厚さの氷。

一日インターネットにつながらない日だった。

多分今週いっぱい学校は無いだろう。

  

娘の学校からメッセージ電話が

「明日、火曜は１０時始まり。

スクールバスは９０分遅れのスケジュールになります。」

火曜から寒波が金曜まで。

最低気温－１０度位まで下がるとのこと。

皆、以異常気象だと言うけど、３年続けておかしいのは

普通なんじゃないかな？？？？？

娘　「明日スクールバスじゃなくて、学校まで送って。

９時まで寝られるから。」

「テレビもう辞めて、宿題すましなさい。」

「はい、はい、はい。」

３０分後

「未だテレビか？？？

明日、送っていかないよ！！！」

「はい！　今すぐやります。」

寒波は殺し文句を作ってくれる。