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2009年03月31日

ドライブ 4,000キロの旅(4)

「今日はインデイアンのプエブロへ行くよ!」 とボス。(ブスに近い発音)

プエブロとは町の事と案内書にあった。

北部ニューメキシコに10数箇所のインデイアン プエブロがあり、

その内、8つがサンタフェ近辺にある。

昨日インデイアン プエブロの一つに電話したけど、誰もでなかったので

サンタフェのビジターセンターでプエブロはオープンしているかどうか

聞いた。

「何か特別な事があるとプエブロをオープンしないので、多分そういう

事情があったのでしょう。行く前に各プエブロに電話してみて。

8つあるから全部がクローズしているとは思う得ないわ。」

と言う返事。





「どこのプエボロへ行くの?」

「一番近い”NAMBE PUEBULO”。」

「OK,道案内頼む。」


ハイウエー沿いには幾つかのカジノがある。

これらのカジノはインデイアンが経営している。

インデアンのプエブロというか居留地はアメリカの中で

一種の”独立国家”みたいなのだ。

普通のアメリカ人は勝手にギャンブル場を開設できないが、

インデイアンは自分達の居留地内で州政府の許可を得ないで開設

できる。(と思うーーー州によって法律の運用が異なる。)

何故なら”独立している”からだ。




ハイウエーを降り、ローカルの道に入ると

「先を右に曲がると”Nambe Puebbulo" よ。」

ブスのガイドじゃなかった、ボスが言う。

(明日から1年くらい食事が出来ないくらい

”いじめ”が続くと思う。)


右折すると道端で枯れ草、枯れ木を切っている人たちが

全員振り返り我々を見ていた。

「???????」

少し進むと

「左見て、高い岩が。」 とボス。(怖くてさっきの言葉は使えません。)

遠くに岩が侵食されて細くなり、高い柱のようになったのが数本見える。

「チョット、止めて。」と娘

「何で?」

「馬がそばにいるから草あげたいの。」

と車を止め、オヤージは柱の岩の写真を取った。

望遠を持っていないのであまり迫力がでない。


車に戻り娘を待っていると、車が通りがかり、オヤージの車の

横に止まった。

窓を開け

「他所の州のライセンス プレートなので、多分プエブロについて

知らないのじゃないかと思うので。」

「は~、ドウいう事ですか?」

「今はこのプエブロはクローズしてます。

それとプエブロでは写真が禁止なのよ。」

「写真は分かりました。

でも他のプエブロでオープンしている所は?」

「プエブロは今は”静かな時”なので何処もクローズして

いると思うわ。

ワタシはこの中にある連邦政府の機関に勤めているの。」

とインデイアンの女性からの言葉。

彼女が去った後、直ぐに写真を消した。

インデイアンに敬意の意味で!


「どこのプエブロも閉まっているようだけど。」

「それーじゃ、CHIMAYOに行こうよ。

昨日寄らなかった教会で奇跡の砂を貰って行こうよ。」

とガイドの言うとおり車を走らせる。


教会は El Santuario de Chimayo教会という名らしい。

ドライブ 4,000キロの旅(4)


ドライブ 4,000キロの旅(4)


教会の裏には綺麗な川が流れ、神聖なたたずまい。


ドライブ 4,000キロの旅(4)


教会ではミサが行われて内部には入れなかった。


教会の横にあるドアーを明けて入ると”奇跡の砂”はあった。

周りには杖が沢山壁にかけられている。

多分この砂のお陰で杖が無くても歩けるようになった人たちがお礼と

杖を置いて行ったのだろう。

「ダデイの頭につけると少しは良くなるかも。」 と娘。

「自分だろ!!」

「どっか悪い所ないの?」 とガイド。

どうしてもオヤージの頭の悪さをダメ押ししたいらしい!!!!

「実はアレルギーでクシャミが出るのを我慢したら、

耳の後ろのリンパ栓が腫れて、かなり危ない状態だ。」

(オヤージのウイークポイント。 ホーチンミンでもカリフォルニアでも

腫れて医者に行ったことがある。)

「ジャー、砂をつけてみたら?」

「今薬を飲んだところだから大丈夫だと思う。」

と良いながら、こっそりと砂を耳の後ろにつけて

「痛みがなくなりますように!」 と祈った。


教会の近辺には5-6軒の店があり、その中の1軒のオヤージが

「こっちに来い」

と手招きする。

ドライブ 4,000キロの旅(4)

娘と二人で行くと、かなりメキシコ系の英語で

「このピスタチオを味見してみろ」

とシェルを取って実だけをくれた。

「噛んじゃダメ!口の中でしゃぶれ!!」

と次にチリーパウダーをシェルに入れ、

それを手渡し

「チリを口に放り込め。 ピスタチオとチリを味わってみろ」

と命令する。

ただで貰っているので、言われるとおりにすると

口の中で辛さとピスタチオからでる甘みが広がる。

「美味しい。」

「ダロ~! ピスタチオ$5、チリ $6」

と買わされた。


この店のオヤジはオヤジでも自分と違い、何を言っているのか

良く判らない。

ニューヨクから来た客が隣にいたけど、このオヤジ頭が少しおかしい

といういう事で一致した。

この店から20メーターくらい離れた所に美人が同じ物を屋台で売ってい

たけど品物がよくなかった。

口にするものだから美人を選ばず、品物で決めた。

年を取ると少しは賢くなる。

続く






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Posted by テキサスバーガー at 12:16│Comments(0)旅行
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