強化合宿　（２）

クヤージイ！！

今日プリンターのインクを買いにベスト電器に行ったら

オヤージの最新式

「世界最速リニアーモーター」

「深剃り」

「水洗い」

を誇る電気シェーバーが


なんと「１、０００円」

も安く売っているのだ！！

ショックだ！！

もう駄目だ！！

強化合宿継続の危機だ！！


そうしたら「セージさん」からのメールで

プリシェービングクリームを使えば良いとアドバイスをいただいた。



強化合宿５日過ぎた時点で

鼻の下から顎、首にかけて

「キスマース」

幾つも重ねたように

真っ赤に腫れている。

ボスは「あせも」がひどいねと言う。



早速アドバイスをいただき、ボスに買い物に行こうと誘う。

ボスは

「今日は娘は友達の家に泊まってくるよ。」

「それじゃー、軽く食べに行こうか？」

「ＯＫ」

と姪浜漁港にある

「あみや」

に歩いて向かう。

店に近づくとと明かりがついていない。

「ぴ～んぽ～んーー」

「今日は定休です」




「あ～、ついてね！！」

「そしたら、姪浜商店街のお店へ行く？

暑くないし、歩いて行けるよ」


店の名前は知らないけど、何処の事か分かる。

ぶらぶら歩いて行くとあった。

「みなくち」



料理は旨いけど、グラス　赤ワインは

「何処の」と

聞いたら

「評判いい」

という回答。

「それお願い。」

運ばれた赤ワインはビールのジョッキのように冷やされ

霜が覆っているグラスで来た。


「参った！！」

「あなたは凝り固まった偏見を持っているのよ！！

赤ワインを冷やすのが日本流なのよ！！」

「許せん！！

欧米化した柔道と同じように日本化した赤ワインは

ゆるせんのじゃー！！」

「ジャー私が飲むわ。」



「すみませーん、まだ欧米化されてない芋焼酎　ロックで　１杯」

てな訳で店を出た時には

化粧品屋さんは閉まり

プリシェーブ　ローションを手に入れることは出来なかった。



物資の無い戦後生まれ。

ローションが無くとも強化合宿は続けなければならない。


今、女子ソフトボールがオーストラリアに勝った！！！！！

根性のたまものだ。

オヤージも負けないよう、明日もたまに命じて頑張るのだ！！