最終回 4,000キロ ドライブの旅

テキサスバーガー

2009年04月07日 04:25

たった一週間の旅だったので、この旅行記は3-4回の

ブログ記事で完成すると思っていた。

一旦書き出すと色々な景色、会話が浮かびだし

ついつい、こんな長いブログになっていた。

車での旅は若い時イエローストーン公園等へ

カリフォルニアからして依頼、30数年ぶり。

飛行と違い、狭い空間で家族と過ごす時間が多いぶん、

それだけ思いでも多く残った旅となった。



エルパソはメキシコと国境を挟んだ町。

ハイウエーを走ると南側がメキシコ。

ファーレス(正式にはCiudad Juarez)という非登録の住民を入れると

2百万を越す大都市。

しかしこの町は麻薬をアメリカ側に密輸出する拠点となり、

ギャング同士の殺し合いが毎日行われている。

アメリカサイドの新聞に寄れば今年になって毎日10人くらいの殺人

が起きており、腐敗した警察では取り締まる事が出来ず

軍隊が我々が着く2-3日前に出動し、町の警備を始めたところだった。



「ファーレスに行きたいなー」 とオヤージ。

この72時間、殺人が起きていないけど、今日は止めとこうよ!」 とSさん。


「分かった!! じゃー、ホワイトサンドへ行こう!」

と分かりの良いオヤージはエルパアソから2時間ほど北上した

ニューメキシコ州にある

ホワイト サンド公園 に向かう。


公式WEB

http://www.nps.gov/whsa/

山を越えると一直線にハイウエーが延びる。

左右には何十キロも何も無い。

広告もガソリンスタンドも!!!!

「ガスがあまり無いから、次にあったら止まるから。」

するとSジュニアーが

「前に父と行ったとき、公園で聞いたら25キロくらい

行き過ぎた町に行かないとないって言われた。

「へー、仕方がないけどガス優先。」


看板が出てきた。

「短距離ミサイル試射場 ->」
そうかここは各種ミサイルの試験場か!!!!!


ミサイルが飛び交う試験場を140キロで突っ切る。
(今日は飛び交っていなかったけど)


北朝鮮の試験をここでお願いしたらいいのに。


左手に白い砂の丘と呼ぶには低すぎるけど、こんもりと白い丘状の

景色を通り過ぎ、ガソリン求めて突っ走る。

最初のガススタンドでガスをいれると、 ボスが


お昼食べて行こうよ」

食べる事なら第一に賛成するのがオヤージ。

Sジュニアーに「前に来た時、何か食べた?」

「ううーん、前に来た時は直ぐ戻らなければいけなかったで何も食べませんでした。」

娘が 「さっき 町のショッピングモールまで6マイル(約10キロ)って出てたよ。」


車を進めると両側に全国展開のファーストフード店が出てきた。

「何にする?」

「アーさっき、バッファロー ウング(鳥てば)が有った。そこへ行こう。

そこでいい?」とボスが皆に聞く。



入って注文をすると偶然にもみんな 「スパイシー ホット」

を注文した。

スパイシー ホットにを口に運ぶと

みんな   「すっぱい!!」 と叫んだ。

甘いドリンクをがぶがぶ。

「スパイシーじゃなくてスッパイ ホットじゃん」

「ホット(辛い)でもないよ」 と娘。

「単なる スッパイ ウイングだ!!!」

とSジュニアーが笑い出すと、みんながつられて大笑い。

みんな「不味くて食べられない」

「サンタフェから私の選んだ店は全部スッパイだ!!!!」 ボス。

それでも笑いが止まらず、車の中でも笑い続けた。



普通「楽しい食事」とは美味しい食事だけど、



「不味くて、楽しい食事」は始めての経験。




公園の入口でSジュニアーが

「ミウジアムに入ってみていくと、どうしてホワイト サンドが

出来たか理解できるから、入っていこうよ」

と教えてくれたので入る。

お土産店もある。

一周して

「どういう風に出来たの?」

と聞くと

全員

「わかんない!」

と明快な返事。



公園に入ると名前の通り

白い砂が続く。





雪景色ではなく砂丘




雪のように白い砂丘で遊ぶビジター達。




日光浴をする人たち(熟年男女と思ったら熟年女女のカップルだった)



砂は塩の味がするかと舐めたら味は無く、

じゃりじゃりもしないで口の中で溶けた。

犬も砂を舐めていた。




どうしてこういう白い砂が出来たかウキペデイアを読んで分かった。

ウキペデイアの日本語ページ


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BA%E5%9B%BD%E5%AE%9A%E8%A8%98%E5%BF%B5%E7%89%A9





この旅の締めくくりにエルパソから50-60キロ東に

野中の一軒家という感じで荒野の

「CATTLEMAN'S STEAK」 という小型動物園もある大きなレストランへ

Sさんが連れってくれた。



入口

Sジュニアー 「ここはアメリカで5本の指に入るレストランだよ。」

「ステーキで?」

「そー」




レストラン入口内部に展示されたガトリング銃





写真  最大900gの T ボーン ステーキが載るメニュー


ボスの注文は700gのT ボーンステーキ

オヤージも3歩下がって700g





骨が150gくらい、正味550g ステーキ。




2人とも完食!!!!


美味しくて、楽しい時をS家と過ごし、

一路1,000キロ離れたダラスに向かった。


平均140キロの時速で、時にはパトカーに捕まりそうになったけど

無事帰宅。

全工程丁度4,000キロだった!!!!

また行くぞー!!!!

(5月の連休に日本からのお客さんをサンタフェまで

車で、無理やり連れて行くことになりました。)

ドライブ旅行にハマッタぞー!!!!!!!!!!!!!!!!


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