海外ボランテイアー
家をズーット改装していて、やっと少し落ち着いた所に見えたOさん。
「ワタシが来るまで何か出来る事、取っておいてくれた?」
「勿論、家の内外全部変えたいくらいやってもらいたいことがあるけど、
やっているとケネデイーの博物館に行けなくなるよ。」
「外灯を取り替えるとか言ってたけど、それは?」
「ナンカ悪いけど、一つだけお願いします。やり方見て後は
オヤージがやりますから。」
この家が建てられた30年近く前の外灯ランプ。
当時はモダンだったのかもしれないけど、今が錆びたカンカンがぶら下がって
いるような外灯ランプ。
取り外しに苦労されたけど、何とか取り外し、
「スイッチを切っておけば、問題ないから。」
「えー、でも電気は目で見えないから、信用できん。」
「こーして、線を切って、新しいのとつなげればOKだから、
チョットやって見て。」
「・・・・・・・・・・・・」
海外ボランテイアーは現地人に教えこもうと丁寧に指導。
しかし目に見えないのを信用しない現地人オヤージを
あきらめ、3個も取り外し、取り付けていただいた。
かくしてダラスにも明るい外灯がついたのである。
が、
海外協力隊はこの日はケネデイーの博物館には行けなかったのでありますー。
読者の方々、このように自己を犠牲にして世界貢献している隊員が身近にいる
事を忘れないでください。
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