賞味期限

テキサスバーガー

2008年01月16日 15:54

もう正月気分が抜けきって、大人は使いすぎたカードの支払いをどうしようかと思案し、

子供たちはお年玉の使い方をあれこれ迷っている。

オヤージは正月をボスの実家で一日を思い出す  。

元旦がすぎると台所で一日中ゴトゴト音が続く。

そのうちボスが来て「チョット見て。 台所の出窓においている小さな食器棚

をどけて」。」

小さな食器棚には調味料がいっぱい入っている。

「ご主人様、何処に下ろせばいいの?」

「捨てるから何処でもいいから置いて。」

そばで義母が立ちすくんでいる。 「それは使っているの」

ボスは負けない。

「使った調味料をしまってある所がほかにも2つあるじゃない。」

(確かに。だがオヤージは母娘の政治闘争に口をださない。昨日一歳 年をとり

賢くなっているのだ。)

「お母さん、一人で住んでいるのに、何でこんなに物が多いの?

きれいにして帰るから」という宣言じゃーない、宣戦布告。


そして「もう正月料理は食べたくない」という娘の声を助けに、食材を買いに家の外へ。


食材を冷蔵庫にしまおうとしたが、いっすいの隙間もない。

前にも書いたことがあるけど、食料危機が起きても最後まで生き延びるのは義母

に間違いない。

この光景をボスは見逃すはずはない。

冷蔵庫の中身を出し始める。

「何これ、賞味期限 平成17年よ!!」

義母 「奥にあるやつは見えんから」 と小さな声で言い訳。

「平成15年7月、今年は何年なの?」 という格闘が続き



隙間が生まれた。




一番奥から出てきた訳のわからないビンが2つテーブルに残っていた。

ボス 「一体何なの?」

義母 ふたを開け、鼻を近づけにおいを嗅ぐ

オェッ!」

かくして娘の勝利が決まったと思ったが、

義母 「酢が強いから、まだ大丈夫よ!!」

平成20年、仁義無き戦いは続く。









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