エネルギー その2
昨日食べたもちはお店で買ってくるお餅よりきめが細かく美味しかったと家内のコメントで
一日は始まった。
今日は雨。時々結構激しく降る。
例の無農薬大根と無農薬小松菜を店の入口の前に置く。適当な雨がかかり小松菜が
元気を取り戻す。
おかげさまでハンバーガーは3時過ぎには売切れた。
久しぶりに時間的にゆったりした気分で家に帰りテレビを見ると、美味しそうな焼肉
が画面にあった。
一瞬に鹿児島スイッチのような衝撃が走り、オヤージは家内に宣言をする。
「ワインが飲みたい。そーだ、クリスマス用に買ったブルゴーニュのピノ ノワー(すいません、
英語の発音で)がある。」
と言ってワインオープナーを握り、ボトルに優しく語りかけた。
「許してくれ、長い間一人ボッチにさせて。もう絶対さびしい思いはさせない。
男の約束だ。」と頬づりをする。
2008年初めてのアルコールだ。
空気を混ぜ、恐る恐る味見をする。
ムム、ムー。
「味がわからなーい!!」
あー、元旦と共に年を老い舌がもうろくしたのかあせる。
2杯目を口にするとピノの味がする。
でも旨いのかわからなーい。もう少し重いカーバネにしておけば良かった
と後悔する。
3杯飲み終えると、そんなことどうでもよくなる。
オー、そーだ。思い出したぞ。
ピノでもカーバネでもどっちでもいい。焼酎でもいい。
エネルギー源はアルコールだったのだ。
失われた一ヶ月、取り戻すぞ。