ドングリころころ

「ドングリころころ、ドングリ子・・・・・・」

かわいい歌のようだけど・・・・

落ち葉だけでなくドングリの実がいっぱい落ちて家の前を汚くしている。

何処に行ってもドングリの実がいっぱい。

公園に犬を連れていったら栗の実くらいのがゴロゴロ。




家ではボスが油絵の教室で絵の題材にドングリを選んで、

教室から戻ると、キャンバスのドングりを見つめている。

「どお～、この絵？」

「はい、結構なお手前で。」

「ここの部分先生に直していただいたんだけど、透明感をだしてるの。」

「はい、結構なお手間で！！」

まともにコメントするとタタリが怖い。




タタリは朝４時に来た。

「ココが吐いた。　ドングリを丸呑みしていてそれが出てきた。」

とココをオヤ～ジのベッドに置いていった。

ココはおとなしく寝ている。

昼間はアメラグの鑑賞のお時間。

ソファーに寝転がってＴＶを観ていると、ココが隣に来る。

朝吐いて臭いのがべったりとくっついてくる。

お腹が痛いらしく、震えたり、寝返ったり、背伸びしたり

夜になっても続いている。


翌朝ボスが

「また出たよ！」

見ると丸呑みが一個と噛み砕いたのが一個。

ドングリはかわいくないのである。