テレビショッピング
毎日品物が届く。
自分が注文したのかどうかも覚えていない物も沢山あるという。
「何で、テレビショッピングにはまったの?」
「だって、本当に誰も話す人がいなくて、話が出来るのはテレビショッピングの
受付の人ぐらいだったから。
受付の Aさんとは子供の事で共通の話題があったし、30分も40分も
毎日話したわ。電話友達になったわ。」
と先日カルフォルニアに戻ったSさん。
「でも毎日買うのは大変だから、買う上限を決めてそれ以上は一日に
買わないようにしたの。」
ご主人が亡くなった後、誰も寄らなくなり孤独に耐えられなく、テレビショッピング
にはまったと言う。
笑いながらの話だけど、状況を知る者にとって辛い話だった。
十数年前、娘が生まれた直後、病院に最初に駆けつけてくれたのがSさん夫婦だった。
夏には大学生の娘さんを連れてまたダラスに遊びに来ると笑顔で
飛行機に。
関連記事