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2008年08月17日

強化合宿

オリンピックも見飽きたところに、


折込広告が目に飛び込んできた。



「深剃り!!」



世界最速リニアーモーター!!」



「水洗い!!」



これこそオヤージの憧れだ。




この3つがそろえば

「金メダル」


間違いは無い!!




女性の化粧は「虚偽表示」だと書いたけど、


男にとって「毎日の髭剃り」は虚偽表示でない儀式。

(最近は男ばかりでなくIKKOさんたちもしている)



それが面倒くさいと感じるようになった。



同年輩の親類が義母の家に遊びに来て

朝、片手で新聞を読みながら

片手で「電気シェーバー」を動かしひげを剃っているのを見て、

「男らしさ!!」を感じた。




実はオヤージは過去に「電気シェーバー」2回買ったことがある。

最初は若い時、

2回目は日本に戻った4-5年前。

どちらも上手に剃れなかった。

最初のは国産、

2回目のはヨーロッパのメーカー製で確か2-3万円した。




オヤージのひげは薄いけど、

ひげ一本、一本が根性が悪く、みんな勝手な方向を向いている。

だから切れのいい「かみそりシェーバー」でひげを柔らかく

して剃ってきた。

それでも急ぐ時とか、寒い時には無理して短時間で剃ると、

いたるところ血が出て、口の周り、首には「かさぶた」の

色取りが出来る。



それに剃ったあとのシェービングクリームを流す時、

冬は長袖口をぬらし、さらに肘まで水が流れ込み

不快な一日のスタートをすることが多い。






そればかりでは無い、再婚してしばらくすると

「かみそりシェーバー」の「刃」を新品に変えても

直ぐ切れなくなる


そんな刃で剃った日は「かさぶた」の化粧が濃くなる

「俺は男だ!! 化粧はしたくない!!」

と叫び一日をスタートする。

何故、剃りが直ぐ悪くなるのか首をかしげる事が何年か続いた。

その頃から「電気シェーバー」に憧れるようになった。


ある日、「かみそりシェーバー」が

風呂場
にあった。

同居人はボスだけだ。

アメリカの友人の家では若い男が入り込んだのを知っている。

現場を押さえなければ口では負ける。

数日後、「現場」を押さえた



そしてその年のボスの誕生日には

「女性用無駄毛」ようのか「みそりシェーバー」を用意した。

けちとののしられたが、その後オヤージのかみそりシェーバーの

切れ味は落ちなかった

これはかなり「命がけ」の誕生日プレゼントだった。




日本に戻ると2回目の「電気シェーバー」を買い、

キャンプや旅行の時使った。

でもひげは残り、剃った後の皮膚は

赤く腫れ、ドライになってしわになった。

半年ほど前に旅行に行った時、充電用のコードをホテルに

忘れてきたらしい。

これは新品のシェーバーを買う良い理由になると考えていた。


そんな時「折込広告」目に飛び込んだのだ。



お盆に子供が花火をしたいというので買いに出かける。

店先に「花火」の陳列棚があったので、子供にお金を

渡し、待っていると

広告と同じ「シェーバー」が目に飛び込んで来た。

もう花火はどうでも良い。


家に戻り充電が終わるのを待つ。

半分伸びたひげに「世界最速リニアーモーター」の

スイッチをいれる

(世界最速リニアーモーターは何か、どうしていいか分からない。

でも強そうだ!!

マイク フェルプスより速いに決まっている。)




ついに「世界最速モーター」は力強く動き出す!!


次に「深剃」を鼻と唇の間のひげに当てる。

「ジョリッ!!」

「うん、今までシェーバーとは違う。」

「ジョリッ、ジョリッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」




「痛て!!ヒリヒリするわ。」

鏡を見るとオヤージの特徴の長い鼻の下が真っ赤!!



「深剃」が効いて肌も削っている

しかし「後には引けぬ!!」

顎の下から首にかけて持っていく。

「深剃」は容赦ない。

1分後、鼻の下から首は真っ赤!!

「世界最速と深剃」は証明できた!!

このシェーバーは「出来る!ただもんではない!!」





でも夜になると痛みに負けて薬を塗る


寝床に入って説明書を読むと

シェービングクリームとか石鹸でひげを柔らかくして

剃るといいとある。

「そうだ!!水洗いを忘れてた!!」




翌朝ひげのまわりをなぞるとまだヒリヒリするとこころがある。

だが

「強化合宿」

に入る事を寝床で誓った。

ここで負ければ男が廃れる。




肌の強化委員会の会長に昨晩就任した!!

東京都知事にはこのポストは渡さぬ!!


説明書にあるように

シェービングクリームで柔らかくし

「世界最速リニアーモーター」のスイッチを入れる。

「ジョリッ!!ジョリッ!!・・・・・・・・・・・」

「深剃」選手は力強く根性の悪いひげを一本一本、内股で決めていく。


上半身裸だから袖口はぬれない、肘まで水が来ても気にならない。

でも昨日より赤く腫れている!!

明日の為に、店が開いたらアフターローションを買いに行こう!!

強化合宿は続けねばならない!!

ロンドンを目指して。  


Posted by テキサスバーガー at 22:09Comments(2)